日本語では、1つの文にいろいろな情報を詰め込んでいても、かえって単純な文よりはむしろ名文であるように思われています。それはそれで日本語の特徴としてよいと思いますが、英語で簡潔に物事を述べる場合は、1つの文には1種類の情報だけを入れるようにしてください。
日本語では接続詞を使って続けることができるような、2つの異なったあるいは独立した内容は、英語では1つ1つの文として独立させてピリオドで分けて順番に述べるしかありません。異なった内容と言えば、ある事実とそれに対するコメントも、英語的に見れば異なる視点の問題なので、日本語のように一緒にすることは避けてください。私がよく引き合いに出す次の文で、私の言わんとするところをくみ取ってください。
Jane is a beautiful music teacher.
これは文法的には少しも誤りではありませんが、英語の感覚で見ると2種類の情報が入っています。
"beautiful" という形容詞はこの文を述べている人の気持ち("comment")であるのに対して、"music" は事実("fact")ですね。
このような内容の時、英語が母語の人間ならまず、
June is a music teacher. または、Jane teaches music.
などと事実を述べてから、
She is beautiful. あるいは、 She is lovely.
と感想を述べるはずです。
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