ようこそ Pecs へ、ヘッド・マスターの Kelly Itoh です。
Pecs は、Plain English を学ぶために登場した世界初の Virtual School です。
インターネットにより、いつでもどこでも Plain English が学べるようになりました。
Plain English とは、「言いたいことを的確に表現できる英語」のことです。Pecs では、学校で覚えた単語や文法を生かしてこの Plain English を身に付けていきます。
Pecs の学習方法の特徴は、積極的に日本語を使うことです。日本人の大人が英語を学ぶ際は、本能では学べません。日本語と英語のロジックが大きく違うからです。英語を身に付けるためには、頭で学ぶこと、つまり日本語を使うことが近道です。
しかし、日本の学校教育でやっているような「日本語と英語の一対一の対応」ではいけません。
言いたいことをアイディアとして捉えて学習する必要があります。英語で言えば "detach ideas from words" です。つまり、言葉の一語一語の表面の意味にとらわれることなく、言いたいことの意図をくみ取る訓練をするのです。
【例1】
知り合いのアメリカ人が「寒いお水下さい」と言いました。
「ハハー、冷たい水のことを言っているのだな」と想像できますね。
"It's cold." を「寒い」と覚えたので "cold water" を「寒い水」と言った、と考えられます。しかし、日本語が母国語の方であれば、「冷たい水」という表現の方が正しいと思うはずです。
It's cold. ○ 寒い
↓
cold = 寒い ?
↓
cold water × 寒い水
○ 冷たい水
逆に、日本人が言ったり書いたりする英語にもおかしい表現が多いのです。つまり、言いたいことはかろうじて通じるものの、英語としては「寒い水」のような変な英語であるということです。
【例2】
英語だけしか使わない Direct Method だけで学習していると、この違いに気がつきません。同じ水の例でご説明しましょう。では、水 = water でしょうか?
日本語で「水」と言うと、H2O(エイチ・ツー・オー)という液体の総称ではなく、温度の低いH2Oを思い浮かべるはずです。ところが、英語での "water" にはそのような温度感はありません。
"water" には温度感がないので、"cold" または "hot" をつけて温度を表わさなくてはいけないのです。
日本語では「お湯」という一語で表せる「熱いH2O」は、英語では "hot water" と表現します。すなわち、水 = water ではありません
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