Kelly  ケリー伊藤の What's New Cathy

Dec 21, 2001
santa
NYC にサンタクロースが出現

マンハッタンの34番街でサンタが、人々にお金をあげています。
宣伝マンがコスチュームを着ているのではなく、本当のサンタクロースです。
Kansas City からニューヨークの人々を励ますためにやってきて、通りを行く人々に100ドルから1000ドルをあげています。
ホームレスだけではなく、仕事があっても生活がきつい人々にもお金をあげます。
歩く様子を彼の目から判断して、ちょっとの余分のお金で happy になれそうな人々にはお金を渡しています。
税金控除のための寄付や売名行為ではありません。

Mr. Santa がサンタ行為をするのは、30年前に失職して、一文なしになり、おもわず無線飲食したときに、「これはあなたが落とした20ドルでしょう?」と食堂の主人が20ドルくれたおかげで彼は救われたからです。
このことから、ちょっとした人の好意が落ち込んでいる人を救うことが出来ると実感しました。
もらったことが信じられず警官に返す人や,驚きと喜びで踊り出すばかりの人たち、彼の年間の寄付活動の中でも、一番好きなのがクリスマスの時期です。
Mr. Santa は "It's something that never happened to them before. It restores some faith in humanity." 、「いままで人から何かをもらったり、好意を受けた事のない人たちが、やさしくしてもらい、人情を信じられるようになるのです」と語ります。
皆さんもよいクリスマスをお過ごしください。Kelly

Dec 17, 2001

paragraph writing
2001年も残すところ2週間になりました。
私の授業や企業での英語研修を振りかえってみると、どんどん教える内容が進化してきています。
今年後半いろいろなクラスに取り入れた paragraph writing は大変好評でした。
paragraph writing を学ぶことは、単に英語を書くときだけでなく、思考の整理に役だち、 日本語での communication にも効果を発します。 Pecs のウェブ上でのプログラムにも 「paragraph writing コース」を検討しています。
お楽しみに!

Dec 3, 2001

paragraph writing
paragraph writing についてのご質問を多数いただきました。

paragraph writing を一言でいうならば、「一つのパラグラフには一つの内容を」、「その内容は、パラグラフの最初に明示する」ということです。

「一つの文には一つの情報(内容)を」というのは Plain English 10 Rules の一つでもあります。

ライティング術 詳しくお知りになりたい方は私の著書、「書きたいことが書けるライティング術」(研究社1999年7月)の第2章をご覧ください。

NOV 28, 2001

Macho cool
メルセデスベンツのマニキュア男より、ムスタングの筋肉マンがもてもてです。

New York の建築現場の監督の Guiliani 氏は「前は若い女性は通りを渡って僕を避けて行ったのに、最近は通りをわざわざ渡ってきて声をかけていくよ」と言っています。

これは、post Sep 11 のアメリカの風潮です。
消防署員、警官、兵士だけではなく、郵便配達人まで制服を着た人種は人気があります。
アトランタの本屋が売り出した、Hotlanta Fireman Calendar 2002年はたちまち在庫切れの状態です。
平常時にはスーツをかっこよく着こなしたすらっとした筋肉などない、重役タイプが女性の関心を集めていましたが、いつ何時何が起こるか分からない時代には強い男が頼もしく、ネクタイ族は OFF というわけです。

NOV 22, 2001

11月9日の問題の答が何故、16になるか英語で説明してみましょう。

Quiz: Nov 9
Kelly has five bags of candies to give to his students. Four of the bags have a total of 84 candies.
The fifth contains four candies less than the average of the five bags.
How many candies are in the fifth bag?

英文説明

Since four of the bags averaged 21 candies, we know that the fifth bag has to contain at least four less, or seventeen.
If we were to total the contents of the five bags, based on the fifth containing 17, we have a total of 101.
The only way the equation works is if the grand total equals 100.
100 divided by 5 equals 20 and 20 minus 4 equals 16.


NOV 9, 2001

"The war is in our backyard, not in Afghanistan." という危機感がアメリカ人の間には広がっています。
いたるところでガスマスクや抗生物質、警報機などが飛ぶように売れています。
特に Florida 州、 New York 州、 Washington D.C での銃の販売数は25%増えています。
それだけではなく、自己防衛法を教える学校は予約が一杯という状態です。
こうした現象は "hysteria" だとか、"overreaction"、「過剰反応」だとも言われていますが、保険に入るような感覚で備えようという人もいます。
日本人にとっての危機管理の最良の方法は、通じる英語が使えるということだと私は考えます。
海外での非常時に、「英語が使える」ほど心強いことはありません。

Quiz: Nov 9
Kelly has five bags of candies to give to his students. Four of the bags have a total of 84 candies.
The fifth contains four candies less than the average of the five bags.
How many candies are in the fifth bag?

nswer:

Sixteen

どうしてこの答になるかを英文で書いて見てください。

英文の解答は次回 の what's new をご覧ください。

Oct 24, 2001


checked luggage
週末にかけてアメリカ東海岸での会合に参加し、昨日戻りましたが、空港のセキュリティーの厳重さとショッピングセンターを巡回する警官や警備員が目につく以外は、普通の人々の生活は平常時と変わらないという印象でした。
ボストンの空港ではチェックインに時間がかかり、手荷物検査にも長蛇の列、2時間前に空港に着いたにもかかわらず、大急ぎで搭乗ゲートへ向かわなければなりませんでした。
ただ、チェックインする荷物の検査がなかったので、「あれっと」思っていましたが、やはり、USA Today の10月23日付けの紙面で、スーツケースに爆弾が仕掛けられたら、お手上げだと指摘していました。
もし、全ての空港にそのためのハイテクスクリーニング機器を備えるとすると、20億ドルかかります。
将来は実施されるそうですが、いつかは未定です。
とにかく、無事に戻れて、"lucky!!"

Oct 23, 2001

Quiz: Oct 23

You throw away the outside and cook the inside.
Then you eat the outside and throw away the inside.
What did you eat?

nswer:

An ear of corn.

Oct 16, 2001


Fat is back. Lowfat is out.
「やっぱり、美味しい方がいい!!」というわけです。
おうおうにして "low fat" というとあまり美味しくないというのが 実際ですが、このごろのアメリカでは、普通の脂肪成分の Ben & Jerry の "decadent ice creams" が売れています。
アメリカで、5年前には発売される食品のうち、"low fat" と謳っているのは30%でしたが、今は10%になっています。
9月11日の incident(事件)で、アメリカ人が特に刹那主義になったわけではありません。
21世紀に入ってから、「食」が人々の関心の中心となってきて、多少の脂肪やコレステロールは気にせず、おいしいものを食べたいという傾向になってきたからです。
"We want more flavor. We want more taste. We want more fat." というわけです。

Quiz: Oct 16

次の日本文を英語にしてみましょう。

はじめに国ありき。私達は、まずパキスタン人であり、次にイスラム教徒です。

nswer:

Country comes first. We are first Pakistanis and then Muslims.

"come" の見事な使い方です。

基本動詞でしかこのニュアンスは表現できません。

Oct 9, 2001

Quiz: Oct 9

There is an ancient invention still used in some parts of the world today that allows people to see through walls. What is it?

nswer:

Windows.

Oct 1, 2001


Red, white, and blue will be in style for a while.

政府や軍の動きが活発化する中、一般の人々の間では "Remember the World Trade Center" ということで、赤、青、白色や、ストライプ、星条旗の Tシャツが飛ぶように売れています。
"This is a way to be engaged on a small level and feel a little better." という心境です。

Quiz: Oct 1

What is the closest relation that your father's sister's sister-in-law could be to you?

nswer:

Your mother.

Jun 26, 2001


受講者からのうれしいメール

「単語どんどんコース」の中村です。最後の課題を提出し終わりました。
40歳を過ぎてからは、昔ほどの記憶力が得られず、覚えた(と思った)ばかりの単語をすでに忘れている という悲惨な状況の連続でしたが、一年間続けることでやっと「継続する」ということの重要さがわかってきたような気がします。
Plain English の楽しいところは、ある種のコツがわかると発想の逆転が起こって、シンプルな英語らしい文に自分でもアプローチできる点です。
単語は辞書で探せますが、このコツは、多くの「良い英文」に接することでしか得られないものだとわかりました。
今までは、どれが「良い英文」なのかがわからなかったのですが、ケリー先生の課題はすべて信頼できるものでしたので、疑問を抱くことなく続けられました。(この信頼性がもっとも重要な気がします)
あとは、精度をあげることと、Input を増やすことだなぁと思っています。
あらためて、このような学習の場を与えていただいたことに深く感謝申し上げます。
今後、Plain English がより多くの人たちに学ばれ、日本人が世界のあらゆる局面で、堂々と「わかりやすい英語」を話せる日が来ることを心から願ってやみません。
一年間本当にありがとうございました。

毎回の教材を Excel にコピーしていったら、3250文ほどになりました。
これを英文・和文ウラオモテで1ページ5問ずつカードにプリントしましたら650枚(1300ページ)の復習用テキストができあがりました。
しばらくはこれで復習をしてから、ぜひまた別のコースでお世話になりたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

Atsushi Nakamura (Shinagawa-ku, Tokyo) 2001年6月 単語どんどんコース受講生


April 17, 2001


I will work to

ブッシュ大統領への評価は対中問題をうまく切りぬけたことにより上がっていますが、
アメリカ大統領の評価を決める大切な要素の一つは大統領のスピーチでもあります。

私は、つね日ごろ、プレインイングリッシュの手本としてアメリカ大統領のスピーチをあげていますが、
ブッシュ大統領のスピーチはまさにプレインイングリッシュそのものです。

次の英文をみてください。

We do not accept this, and will not allow it. Our unity, our union, is the serious work of leaders and citizens in every generation. And this is my solemn pledge:
I will work to build a single nation of justice and opportunity.

「私たちはこれを受け入れないし、許しもしない。あらゆる年代の指導者や市民が真剣に努力してこそ、私たちはひとつになれるのです。私は心から誓約します。正義とチャンスのもとに結ばれた国を建設するよう努めます。」

"accept" の基本概念は "take willingly what is offered" です。

「何か自分の方にくるものを喜んで受け入れる」ということです。
このことから「同意する」という意味に発展します。

We do not accept this, and will not allow it.

次に時制の使い分けが効果的に行われています。
"do not accept" そして次の "will not allow" を見てください。

現在形では事実を、そして "will" では話者の気持ちを入れています。

同じように次の文の "will" も使われています。

I will work to build a single nation of justice and opportunity.

助動詞の "will" は話者の意思を表すので、ブッシュ大統領の意思がよく表現されます。

また、"work""move with effect or effort" なので、"I will work to" で「〜するように努める」ということです。

「〜するように努める」というと "make effort" を日本人は使いますが、"will work to" のほうがずっとストレートに意味が出ます。

ブッシュ大統領の中国関連のスピーチ

http://www.whitehouse.gov/news/releases/2001/04/20010416-4.html


最新号を見る
2000年号を見る
1999年号を見る

メイン・ページに戻る

Copyright (C) 1996-2002 Plain English in CyberSpace, Inc. All rights reserved.